ひとつは、 お金を儲けることが上手だった文学者の人に 「お金っていうのは、どういうものですか」 っていう質問をする本です。 (『お金をちゃんと考えることから 逃げまわっていたぼくらへ』 邱永漢さんとの共著) もうひとつは、地方で貧しい育ち方をした ロックスターがいて、 その人はお金持ちになりたいって言って、 ほんとうになった人なんだけど、その人と、 「お金ってなんでしょうね」っていうテーマで お客さんの前で話をしました。 これは、テレビ番組にもなりました。 (『お金のことを、あえて。』) ふたつの取り組みには、 共通のコンセプトがあって、それは、 「お金について話すのは難しい」 ということなんです。 どうして難しいかというと、 自分のほんとうの心がなかなかわからないから。