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ブックマーク / science.srad.jp (7)

  • 患部にパッチを貼るだけ。皮膚がんの新しい治療法が発表される | スラド サイエンス

    患部にパッチを貼るだけという、皮膚がんの新しい治療法を全インド医科学研究所のグループが発表した(Society of Nuclear Medicineのプレスリリース、 Singularity Hubの記事、 家/.)。 この治療法は皮膚がんの中でも死に至る危険性は低いものの、患者数が多い基底細胞がんに適用される。パッチは放射性リン(32P)を使用したもので、顔に基底細胞がんのできた被験者10名を対象に実験が行われた。被験者の患部にパッチを3時間貼り、同様の処置を4日後と7日後に繰り返したところ、3か月後の検査では全員の基底細胞がんが消滅していたという。ただし、6か月後に再度検査すると、2名の被験者に再発がみられたとのこと。 この治療方法は手術や放射線照射などと比べて安価で入院の必要もなく、傷が残ることもない。ただし、今回の実験は非常に小規模だったこともあり、実用化までにはさらに広範囲な

  • 猫の寄生虫が人間を元気にする? | スラド サイエンス

    ネコ科の動物に寄生するトキソプラズマによって、人間の行動が変わり元気になる、という仮説があるそうだ (日経ビジネスオンラインの記事より) 。 トキソプラズマはネコだけでなく人間にも寄生する。トキソプラズマに感染すると、脳内物質のドーパミンをより分泌するようになり、「欲や性欲がわき、やる気がみなぎり、意欲的になる」という。 もちろんこれらは仮説ではあるが、古来からには不思議な力があるとされ尊ばれていたのはこれが理由なのかもしれない。

  • 蚊が雨粒の衝撃に負けないのは何故? | スラド サイエンス

    蚊は身体の 50 倍ほどの雨粒が降ってきても、その衝撃に負けずに飛び続けることができる。それは人間が走行中のバスに撥ねられるくらいの衝撃に値し、蚊は重力の 300 倍もの力で叩かれていることになるのだが、何故蚊は雨粒にあたっても地面に落下することなく飛び続けられるのだろうか。この謎をジョージア工科大学の研究チームが解明した (家 /. 記事、ScienceNOW の記事、doi: 10.1073/pnas.1205446109より) 。 研究チームは上部をメッシュで覆った高さ 20 cm のアクリル製ケージにハマダラカを放ち、ケージの上から水を噴射して 10 メートル上から落下する雨を再現。蚊が、その雨粒にあたった時の様子を毎秒 4000 フレームのハイスピードカメラで撮影した。この実験の結果、蚊は雨粒に胴体を直撃されていたのではなく、羽や脚に雨粒を受けており、当たった場所に応じて (飛

  • 世界終末時計、1分進められる。残り時間は5分 | スラド サイエンス

    1月10日、「世界終末時計」の針が1分進められた。残り時間は「5分」(CNN.co.jp、家/.)。 人類滅亡を午前零時とし、それまでの残り時間を象徴的に示す世界終末時計は米科学誌「原子力科学者会報(BAS)」によって管理されている。時計が進められた理由には気候変動や核兵器の管理などが挙げられたとのこと。また福島第一原発の事故にも触れ、自然災害と原子力への依存の危うさが示されたと述べたとのこと。またこの事故に関しては原因は技術面ではなく運営面にあったとの見解を示した。 2010年には米オバマ大統領が核廃絶を目指す決意を表明したこともあり、終末時計は1分戻され残り6分とされていた。残り5分になったのは2007年以来であるとのことだ。

  • 円周率計算の記録更新、使われたのはなんとデスクトップPC | スラド サイエンス

    円周率π計算の桁数の記録が更新された。計算機の進歩とともに記録は更新されるものだが、今回の記録更新で使われたのはスーパーコンピュータではなく、なんと1台のデスクトップPCなのだそうだ(家記事:New Pi Computation Record Using a Desktop PC、元ネタ:Pi Computation Record)。 今回の計算で達成した桁数は、約2兆6999億桁。前回の記録は昨年、筑波大・計算科学研究センターで達成された約2兆5769億桁なので、1200億桁ほどの記録更新となる。 元ネタのPress Releaseによると、計算に使われたマシンの主なスペックは以下の通り。 CPU:Core i7(2.93GHz)メモリ:6GBHDD:7.5TB(1.5TB×5)PC自体は2000ユーロ(25~26万円程度)のもので、OSにはLinux、π計算プログラムは独自に作られた

  • 記憶障害患者「H.M.」の脳スライス作業、ライブストリーミング中 | スラド サイエンス

    記憶の研究に大きく貢献した記憶障害患者「H.M.」こと Henry Gustav Molaison 氏の脳のスライシング作業が現在ライブストリーミングされている(家記事)。 作業はカリフォルニア大学サンディエゴ校の脳研究所であるThe Brain Observatoryで行われている。H.M.の脳は2008年の死後マイナス40度で冷凍されており、全ての組織切片の保存およびイメージ画像取得のため、およそ30時間かけて(途中に休憩など挟みながら)切片製作作業が行われるとのこと。サイトによるとライブストリーミングは現地時間12月4日までとのことだ。

  • 甲殻類は痛みを感じる? | スラド サイエンス

    Queen's University Belfast の R. W. Elwood 教授らが行った研究によると、甲殻類は痛みを感じる上、その痛みを記憶しているとのこと (家 /. 記事, CNN.com の記事, Queen's University Belfast のプレスリリースより) 。 研究ではヤドカリに電気ショックを与えその反応を観察した。その結果、電気ショックを受けたヤドカリのみが殻から離れたとのことで、ヤドカリにとって電気ショックが不快であることが示されたという。これは中枢神経反応であり、単なる反射神経反応ではないと思われるとのこと。また、ヤドカリが殻から出ない程度に電気ショックを与えた場合でも、新しい殻を与えるとそちらに移ることが多く、電気ショックを覚えていると考えられるとのこと。電気ショックを受けなかったヤドカリにはこのような傾向はみられなかったそうだ。 この研究による

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