花粉症を治す方法はないのだろうか。腸内細菌学者の小柳津広志・東大名誉教授は「花粉症は炎症反応であり、すぐに症状が現れるI型アレルギーだ。I型アレルギーは腸内で酪酸菌を増やせば抑えることができるので、酪酸菌のエサとなる食材をしっかり摂ればいい」という――。(第1回/全3回) ※本稿は、小柳津広志『東大の微生物博士が教える 花粉症は1日で治る!』(自由国民社)の一部を再編集したものです。 花粉症は炎症反応による病気にすぎない すべての病気は炎症を起こしますが、炎症に登場する免疫細胞はさまざまです。花粉症の炎症は、I型アレルギーというものです(図表1)。