トヨタ自動車はさいたま市と燃料電池車(FCV)普及策で協力する。さいたま市が電気自動車(EV)以外にFCVの普及を目指しているためだ。トヨタ自動車はF2H(FCV to Home)などの新機軸を打ち出した。 トヨタ自動車は2011年10月27日、さいたま市と協力して環境対応車のインフラ作りを推進すると発表した。 さいたま市は持続可能な低炭素社会の実現を目指したプロジェクト「E-KIZUNA Project」を2009年から立ち上げている。「当初は電気自動車(EV)の普及施策を重視していたが*1)、燃料電池車(FCV)についてもさいたま市と合意できたため、協定書の交換に至った」(トヨタ自動車)。 *1)E-KIZUNA Projectには既に日産自動車、富士重工業、ホンダ、三菱自動車が参加しており、トヨタ自動車は5番目のメンバーである。「EVの量産では当社よりも先を進んでいる自動車メーカーが