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ブックマーク / monoist.itmedia.co.jp (84)

  • 時代の変化に対応できない企業は倒産前に輝くといわれているが

    時代の変化に対応できない企業は倒産前に輝くといわれているが:和田憲一郎の電動化新時代!(52)(1/3 ページ) ビジネスの教科書によく出てくる「時代の変化に対応できない企業は倒産する前に一時的に輝く」という現象を思い出す。時代の変化に対応できなかった企業例として、イーストマン・コダックが挙がることが多い。同じことが日系自動車メーカーにも当てはまる恐れはないのだろうか。 日系自動車メーカーの2023年度決算は絶好調で、ほとんどが過去最高の増収増益を記録した。しかし、脚下照顧ではないが、冷静に世界情勢を見てみると、必ずしも世界の最先端を行っている状況にない。むしろ、収益の多くは歴史的な円安によってもたらされている。円高によって逆回転が始まる可能性もある。 そのようなとき、ビジネスの教科書によく出てくる「時代の変化に対応できない企業は倒産する前に一時的に輝く」という現象を思い出す。時代の変化に

    時代の変化に対応できない企業は倒産前に輝くといわれているが
  • 寿命10年のリチウム電池、日立マクセルが「見える化」で実現

    日立マクセルは、2013年3月26日、寿命(サイクル寿命)が約10年と長く、同時に高容量を実現可能なリチウムイオン二次電池を開発したと発表した。充電・放電中のリチウムイオン(Li+)の挙動を「見える化」したことで成功したという。2015年を目標に製品化する計画だ(図1)。 開発品は寿命が長いため、携帯型機器よりも、スマートグリッドの家庭側の拠点となるHEMS(Home Energy Management System)や、系統安定化用の大型電池に向くという。 今回の電池セルは、5000回の充放電後でも劣化が少なく、当初の約70%に相当する200Wh/Lの容量を確保できる(図2)。5000回とは、1日1回充放電した場合、約13.7年に相当する。従来品では5000回後に半分以下の容量まで低下してしまっていた。 高密度化にも成功 寿命の長さの他にも特徴がある。高密度化だ。同社の従来のラミネート型

    hareno
    hareno 2013/03/27
    SPring-8ネタ。応物のポスターセッション、28a-PA2かな?
  • 飛行機を作るには何が必要? なぜクラウドなのか

    「100万点」――三菱航空機の次世代民間航空機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の部品点数だ(図1)*1)。航空機は量産の対象となるような機械製品の中で最も部品点数が多い。部品点数が多いことで話題になる自動車ですら約3万点にとどまる。 *1) リージョナルジェットとは、ジェットエンジンの一種ターボファンエンジンを搭載した短距離・中距離向けの旅客機。なお、三菱航空機の主要な出資会社は三菱重工業64%、三菱商事10%、トヨタ自動車10%など10社。 データ共有が難しい 航空機の部品データは3次元CAD(3D CAD)で管理されている。当然、設計データを社内の各組織の他、部品メーカー、モジュールメーカーとも共有しなければならない。共有できなければ設計、製造において作業の効率化やリードタイムの短縮を実現できないからだ。 しかし、部品を供給する企業は国内外に散らばっている。MRJの主要協力企業を

    hareno
    hareno 2013/03/14
    なぜかGPUの仮想化技術が使われている。NVIDIAにも同様の技術があってそちらは詳細が分かるが、富士通の技術は情報がとても少ないなあ。
  • 世界に勝つ日本の製造業、洋上風力発電の巻

    連載の第20回では、風力発電の現状についてまとめた。今回はその中でも、洋上風力発電に改めてフォーカスする。 洋上風力は発電規模としてはまだ小さい。地上風力発電は既に2011年時点で234GW(全世界)。それに比べれば、まだ60分の1程度の4GWにすぎない(図1)。しかし逆に言えばまだこれから成長が期待できる。特にヨーロッパでの普及はかなり期待されるところであり、2025年ごろには洋上風力が100GW近くにまで成長するとみられている。 なぜヨーロッパか、という点に関しては以前にも解説したが、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故以来、再生可能エネルギーに対して理解があることはもちろん、北海油田の産出量が限界に近づいていること*1)、地理的に偏西風が強く安定していること、イギリスやデンマークに囲まれた北海が遠浅*2)であることなどの条件が整っているからである*3)。 *1) 国際石油資

    世界に勝つ日本の製造業、洋上風力発電の巻
    hareno
    hareno 2013/01/31
    三菱のデジタル制御油圧システムが胆になるということか。コスト面は分からないが、大型化に向くことはよく分かった。
  • グローバル企業として生き残るには――ボッシュ栃木工場に見るニッポンクオリティ

    グローバル企業として生き残るには――ボッシュ栃木工場に見るニッポンクオリティ:小寺信良が見たモノづくりの現場(2)(1/5 ページ) 自動車の品質とコストを支えているのは誰か。多くの部分を下支えしているのが部品メーカーだ。自動車部品メーカーの1つ、ボッシュ。その栃木工場の工夫を、小寺信良氏の目を通して語っていただいた。品質向上への努力とはどのようなものなのかが分かるだろう。 モノづくりの世界において、日にはワールドワイドで勝負できる企業が多数存在する。そもそも戦後から1973年ごろまで続いた高度経済成長とは、工業製品の輸出に裏付けされたものであり、その背景には安価な労働力、固定相場制による円安、安定した石油供給網などの好条件があった。だがそれらの条件は今や成り立たなくなり、世界の工場は中国へ、そして最近では東南アジア地域へと移りつつある。 現在輸出品を作るという目的においては、日という

    グローバル企業として生き残るには――ボッシュ栃木工場に見るニッポンクオリティ
    hareno
    hareno 2012/11/29
    地味な工夫でも組み合わせると結果がすごいということか。バケツとか。こんな工場を東南アジアで再現できるのだろうか。
  • どこがダメなのか、日本のエネルギー

    どこがダメなのか、日のエネルギー:小寺信良のEnergy Future(22)(1/5 ページ) 太陽光発電や風力発電を電力源として大きく成長させるにはどうすればよいのか。1つの解が「固定価格買い取り制度(FIT)」だ。FITが他の制度よりも効果的なことは、海外の導入例から実証済みだが、問題もある。その問題とは電気料金が2倍になることだろうか、それとも……。「小寺信良のEnergy Future」、今回はFITにまつわる誤解を解き、FIT以外にも日のエネルギー政策に大きな穴があることを紹介する。 2012年7月1日、日でも再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)が動き始めた。これは再生可能エネルギー生産市場をキックスタートさせるための制度だ。電力を長期にわたって固定価格で買い取ることを電力会社に義務付けている。 買い取り価格は、1kWh当たり太陽光が40円。バイオマスは32

    どこがダメなのか、日本のエネルギー
    hareno
    hareno 2012/10/25
    FIT料金と熱利用について、日本とドイツを比較している。話を聞いた?梶山さんはドイツの熱利用に詳しい研究者ですね。
  • 2020年までに国内で最も伸びるエネルギー源は?

    太陽光発電などの再生可能エネルギーの実力に強い関心が集まっている。再生可能エネルギー市場は2012年度はどの程度成長するのか、2020年には再生可能エネルギーのうち、どの市場が有望なのだろうか。こうした疑問に答える集計結果を市場調査会社である富士経済が2012年10月10日に公開した。 再生可能エネルギーの未来はどうなる 太陽光発電の発電コストや、製造に必要な費用、大規模導入時の課題については以下の解説記事をご覧ください。 太陽光発電が石油火力を代替するのはいつ?(こちら) 「元が取れない太陽電池」という神話(こちら) ドイツ太陽光発電、「失敗」から日が学べること(こちら) 同社の発表した予測値は、発電システムの部材と施工などの設置費用を合わせた市場規模である。産業/業務用と住宅用をそれぞれ集計しており、市場規模の推移を示した。 2012年度(2012年3月~2013年4月)と2020

    hareno
    hareno 2012/10/12
    大まかな傾向は分かった。風力にも期待か。
  • メガソーラー建設のボトルネックを解消、政府が閣議決定

    メガソーラー建設のネックとなっていた工場立地法上の制約が2012年6月1日から解除される。自然エネルギーによる発電を後押しする格好だ。 大規模太陽光発電システム(メガソーラー)建設のボトルネックとなっていた工場立地法施行令の一部を改正する政令が閣議決定された。2012年5月29日の経済産業省発表による。公布および施行は2012年6月1日。 工場立地法における太陽光発電施設の取り扱いについては、産業構造審議会地域経済産業分科会工場立地法検討小委員会で審議を続けてきた課題だ(小委員会における審議の経過は経済産業省が公開している)。 従来、工場立地法施行令では、自然エネルギー発電では水力発電や地熱発電については、届け出なしで設置できていた。しかし、太陽光発電設備については、一定の条件で届け出義務や、制限が設けられていた。今回の閣議決定により、太陽光発電に限り、この制限が完全に解除されることになる

    メガソーラー建設のボトルネックを解消、政府が閣議決定
    hareno
    hareno 2012/05/30
    一見地味な内容だが、企業が自社で発電事業を始めるときのしきいが大幅に下がる。
  • 日本版FITは着陸できるか? シャープのエネルギー事業戦略で見る新エネルギー産業のこれから

    版FITは着陸できるか? シャープのエネルギー事業戦略で見る新エネルギー産業のこれから:小寺信良のEnergy Future(17)(1/3 ページ) 再生可能エネルギー関連のメーカーは日にも数多くあるが、最近特に大きな動きを見せているのがシャープである。元来、太陽電池製造メーカーとして、単結晶、多結晶、薄膜、化合物系と幅広い方式で製品をリリースしており、研究所レベルでは色素増感や量子ドットなどにも着手している。 最近のニュースでは、ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを手掛けるSBエナジーが建設を計画している大規模太陽光発電事業の中で、群馬県榛東村で着工する施設で協業することが発表された。これはパネル供給はもちろんのこと、設計から施工、電力線への接続などに至るまでのコンストラクションを行う。 さらに自身が発電所そのものを作って経営する、独立発電事業者(IPP)としての道も模

    日本版FITは着陸できるか? シャープのエネルギー事業戦略で見る新エネルギー産業のこれから
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    hareno 2012/04/17
  • 鍛え上げられた家庭用蓄電システム、価格だけではないNECの工夫

    鍛え上げられた家庭用蓄電システム、価格だけではないNECの工夫:スマートグリッド(1/2 ページ) NECが大容量の家庭用蓄電システム市場に一石を投じた。kWh当たりの単価が30円を下回る製品を住宅メーカー向けに発売、停電対応や太陽光発電システムとの連携も可能だ。IT企業らしく、クラウドを使った異常検知システムも組み込んだ。

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    hareno 2012/03/30
    確かに安い。動作モードについてさらに詳しく知りたい。
  • 日本の太陽電池産業、明らかな成長の影で進む構造変化

    太陽電池の年間国内出荷量が初めて1GWを超えた。住宅向けが対前年同期比137.7%となり、メガソーラーなどの発電事業用は前四半期比3.7倍に伸び、明るい数字が並ぶ。しかし、安定しない輸出、増え続ける輸入、さらには屋台骨だったSi(シリコン)多結晶太陽電池の低迷など不安要因もある。太陽光発電協会(JPEA)が公開した統計を分析した。 日の太陽電池産業は成長している。国内全体で生産能力の増強が続き、世界市場の伸びに追い付いてはいないものの、国内の市場規模も着実に成長しているからだ。だが、国内企業の動向を見ると、輸入が一貫して伸び、輸出が安定しないなど不安材料が残る。実際の所、何が起こっているのだろうか。 太陽光発電協会(JPEA)と光産業技術振興協会は、2012年2月15日、国内企業34社が2011年度第3四半期(2011年10~12月)に出荷した太陽電池セルと同モジュールについての統計を発

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    hareno 2012/02/16
    ソーラーフロンティアが頑張っていることは分かったが、シャープや京セラは大丈夫なのか……
  • 「元が取れない太陽電池」という神話

    太陽電池を製造するには、高温でシリコン原料を溶かさなければならない。このときに大量の電力を使う。さらに太陽電池には寿命がある。このため、「太陽電池は元が取れない」という意見をよく耳にする。実際はどうなのか。火力発電や原子力発電とも比較した。 そろそろ企業の決算報告が出そろう時期となった。大手家電メーカーからは軒並み赤字の数字が出ているが、電力各社も東京電力*1)を除く9社のうち、7社が最終赤字となった。原因は、原子力発電所の停止後、火力発電所で代替し、燃料費がかさんだためとされている。 *1) 東京電力は2月7日現在、2011年4~12月期連結決算を発表していない。 現在日にある発電用原子炉54基のうち、稼働中のものは3基。2012年4月中には全原子炉が停止する見込みだ。稼働可能なものの多くは定期点検による停止だが、地元の反発などが強く、再稼働は難しいだろう。そうなれば、火力発電への依存

    「元が取れない太陽電池」という神話
    hareno
    hareno 2012/02/09
    製造時というかライフサイクルで必要なエネルギーをどのぐらいの期間で取り戻せるかという大切な議論をじっくりと重ねている。次は同じ筆者のコスト分析記事が読みたい
  • 自動車メーカーも太陽光利用へ、面と点で攻めるホンダ

    太陽光発電システムの普及を早める取り組みをホンダが2012年2月4日に発表した。小規模導入を面で広げ、1点集中型の大規模な導入と組み合わせる。 小規模導入では全国のホンダの四輪販売店を対象とする。2013年度末までに全国で、合計1MWの太陽電池を取り付ける。2月4日には導入第1号となる「Honda Cars 東京中央 足立小台店」へ、9kW分の取り付けを完了した(図1)。今後は全国の四輪車販売店2200店のうち、協力が得られた100店舗から展開する。

    hareno
    hareno 2012/02/06
    CIGSではソーラーフロンティアにかなり差を付けられているように見えますが、その当たりはどうなっているのでしょうか。
  • マグネシウムが変えるか、日本のエネルギー問題

    「電気は貯められない」。現在のエネルギー政策は、この主張が大前提になっている。だが、東北大学未来科学技術共同センター教授の小濱泰昭氏は、この主張に真っ向から異議を唱える。太陽光でMg(マグネシウム)を精錬し、Mgを組み込んだ燃料電池に加工する……、こうして、電力を物質の形で蓄え、輸送し、新しいエネルギー循環を作り上げられるという。同氏は実際に機能するMg燃料電池も開発した。 燃料電池は何らかの物質を酸素と反応させて電気エネルギー(と水など)を取り出す発電装置だ。モノ(燃料)を入れると電力が出てくるという点で、火力発電といくぶん似ている*1)。ただし火力発電よりも効率が高く、CO2(二酸化炭素)の排出を減らせる。 *1) 一方、リチウムイオン二次電池などは電力を入力し、蓄え、電力を出力する装置だ。モノを入れる必要はないが、最初に電力を入力しなければ機能しない。 燃料電池はモノを入れなければ動

    hareno
    hareno 2012/01/31
    マグネシウムに添加するカルシウムが重要だということか。記事では触れられていないが、どのような組成でどうやって添加するのだろうか。ここが肝要だと思う。
  • 内陸型メガソーラーは何が難しいのか、山梨県の実例から分かること

    大規模な太陽光発電所(メガソーラー)を建設するには10ha(300m四方)程度の土地が必要だ。そこで、これまでの国内のメガソーラーの多くは埋め立て地や工業団地の遊休地などを利用して建設されている。 東京電力が2012年1月27日に営業運転を開始した「米倉山太陽光発電所」(甲府市、図1)は、内陸部、それも小山の上に建設されている。平たんで造成済みの埋め立て地とは異なる工夫が必要だろう。 米倉山太陽光発電所は、山梨県と東京電力の共同事業であり、山梨県が20haの土地を無償提供して、東京電力が運転を担う。今後17年間の発電事業を計画しており、最大出力は10MW(1万kW)、内陸部としては最大級のメガソーラーである*1)。山梨県という立地を選択した理由は、全国有数の日射量が得られるためだ。 *1) 東京電力はこれまで川崎市に2カ所のメガソーラーを建設、営業運転を開始している(関連記事1、関連記事2

    hareno
    hareno 2012/01/29
    東京電力は公開できるノウハウを公開するとよい。これから国内の大規模太陽光は増えていく。無駄な設計を省けるだけでも再生可能エネルギーへの投資を効率よく使うことにつながるから。
  • 最強のスポーツカーを作るには、テスラの技術責任者に聞く

    米Tesla Motors(テスラ)は、高性能なスポーツカー「Tesla Roadster」を電気自動車(EV)として開発し、量産に成功した企業だ(図1)。Tesla Roadsterはあの「ポルシェ」よりも加速が良く、アクセルを踏み込んで3.7秒または3.9秒以内に時速97kmに達する高級スポーツカーだ。最高速度は時速200km。 テスラは2003年に設立されたベンチャー企業だが、既に複数の大手自動車メーカーから技術を評価されている。例えば、2009年5月には独Daimlerがテスラの株式の10%(5000万米ドル分)を取得、EVシステムや二次電池、車両の開発について協力関係を築いた。2010年1月にはパナソニックとEV用電池を共同開発すると発表、2010年5月にはトヨタ自動車と業務提携を結び、5000万米ドルの出資を受けている。EVと部品、生産システム、技術に関する業務提携だ。例えば2

    hareno
    hareno 2012/01/24
    小型の円筒電池の方が良いという主張。ポリマー、角形、円筒、それぞれの比較が欲しい
  • First SolarがCdTe太陽電池で記録樹立、モジュール変換効率14.4%

    First SolarがCdTe太陽電池で記録樹立、モジュール変換効率14.4%:スマートグリッド CdTe(カドミウムテルル)薄膜太陽電池の変換効率が着実に向上してきた。同電池はSi(シリコン)太陽電池よりも安価であり、変換効率向上が望まれていた。 米First Solarは2012年1月16日(現地時間)、アラブ首長国連邦アブダビで開催されている「World Future Energy Summit」(世界未来エネルギーサミット、2012年1月16~19日)において、CdTe(カドミウムテルル)薄膜太陽電池モジュールの変換効率14.4%を達成したと発表した(図1)。NREL(National Renewable Energy Laboratory、米国立再生可能エネルギー研究所)が測定した結果である。なお、これまでの記録はFirst Solarが達成した13.4%だった*1)。 *1)

    hareno
    hareno 2012/01/19
    とにかく安いCdTe型が着実に変換効率を上げてきている。なかなかさちらない。
  • なぜ電力自由化なのか、経産省主導で発送電分離の検討開始

    10大電力会社が加入する電気事業連合会は、年間事故停電時間の国際比較を公開している(図1)。 これによれば、米国カリフォルニア州の停電時間は、顧客1件当たり417分。イギリスの76分やフランスの62分と比較しても、日は14分と少ない。つまり、日の電力供給網(送配電系統)は世界でも最も信頼性が高いとしていた。 それでは東日大震災以降の計画停電や、15%を目標とした電力使用制限令の施行は何を意味するのか。電力会社に完全に依存した形の電力システムが必ずしも万全ではなかったことだ。日全国の発電所の能力が、総電力消費量を上回るにもかかわらず、電力が供給できない。これは送電や配電に課題があるのではないか。 枝野幸男経済産業相が議長を務める「電力システム改革に関するタスクフォース」*1)は、このような問題意識に基づき、2011年12月27日、3点からなる「電力システム改革に関するタスクフォース論

    hareno
    hareno 2011/12/29
    文章の最後にある電力システムの方向性という部分に、発送電分離と明記していないのが気になる
  • 韓国で取り組む太陽電池、アジアから世界を狙う

    小規模生産にとどまっているSamsungは日企業を追い越す勢いで成長する戦略を立てている。韓国を生産基地にしようと投資する米企業も現れた。 韓国は太陽電池ビジネスで後れを取っている。例えば、半導体生産額世界第2位のSamsungグループは2007年から太陽電池に取り組んでいるが、太陽電池の生産量は年間150MW(15万kW)にとどまる。 ただし、太陽電池を諦めたわけではない。同社は2010年5月に新規開発事業への投資計画を明らかにしている。太陽電池の他、照明用LEDや電気自動車(EV)用のリチウムイオン二次電池、医薬品、医療機器へ、10年間で23兆3000億ウォンを投資するというものだ。2011年6月には、太陽電池の生産能力を2015年までに現在の20倍の3GW(300万kW)に拡大する計画を明らかにしている*1)。 *1) 米国のPV Newsによれば、2010年における日国内の太陽

    韓国で取り組む太陽電池、アジアから世界を狙う
    hareno
    hareno 2011/12/23
    サムスンが新規市場開拓に熱心なのは分かった。LGとヒュンダイは何を考えているのだろう
  • 国内最大のメガソーラーが川崎に完成、出力13MW

    メガソーラーの勢いが止まらない。川崎市と東京電力は、2011年12月19日、国内最大規模となる「扇島太陽光発電所」(川崎市川崎区)の運転を開始したと発表した(図1)。最大出力13MW(1万3000kW)は、関西電力の「堺太陽光発電所」(堺市西区)の10MWを上回り、国内最大である。 東京電力は2011年8月に「浮島太陽光発電所」(川崎市川崎区、最大出力7MW)の稼働を開始しており、川崎区だけで出力20MWに達した。年間発電量は、約2110万kWhを見込む。これは一般家庭約6000軒に相当する。

    hareno
    hareno 2011/12/20
    メガソーラー事業のノウハウを詳しく知りたいな。3つもメガソーラーを作ればかなり情報が集まったはず