本授業ではヨーロッパ芸術音楽の中世から現代に至る歴史を辿る。私たちが「クラシック」と呼んでいる音楽は、およそ18〜19世紀のヨーロッパ芸術音楽であるが、この授業ではクラシック音楽の歴史を、その前史および後史も含めて論じると考えてもよい。 ※テーマをクリックすると授業内容が表示されます。 第1回 西洋音楽の歴史を学ぶ意味 西洋音楽とはいわゆるクラシックとほぼ同義だと考えてよいが、それを二一世紀の日本において学ぶことにどのようなアクチュアリティーがあるのかについて、考える。 担当講師: 岡田暁生(京都大学教授) 第2回 古楽・クラシック・現代音楽-西洋音楽史の三つのエポックについて 西洋音楽の大きな本質の一つが楽譜である。音の長さと高さを正確かつ科学的に記す楽譜システムを例に、西洋音楽を特徴づける合理主義について論じる 担当講師: 岡田暁生(京都大学教授) 第3回 多声的音楽の始まり -