初めまして、江戸文学を紹介するブログ「うきよのおはなし」を運営しています北見花芽と申します。江戸文学を専門的に学んだのですが、そのスキルを活かす場が無いので、ブログで江戸文学を紹介しています。 さて、いよいよ夏本番、お化けの季節がやってきましたが、お化け屋敷や肝試しに行かなくても、実は家の中に妖怪がいるのかもしれません。 ちなみに、今伝わっている妖怪の大多数が、江戸時代の絵師鳥山石燕(とりやませきえん)によって描かれたものです。水木しげる先生の妖怪画も、鳥山石燕の絵を元にしている場合が多いです。 今回は、鳥山石燕が描いた妖怪画を元に「あなたの家の中にいるかもしれない衝撃の妖怪五選」と題して、家の中に現れる妖怪たちを紹介していきます。 1、影女(かげおんな) 【鳥山石燕『今昔百鬼拾遺(こんじゃくひゃっきしゅうい)』(安永10[1781]年刊)より】 ※国立国会図書館デジタルコレクションの画像
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