「まだ解決していないが、一つの区切りにはなった。私は私で、今後もできることをやっていきたい」。東京都議会でみんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びた問題で、都議会は25日、自民党など5会派提出の「信頼回復、再発防止に努める」とする決議案を賛成多数で可決し、閉会した。「早く結婚した方がいい」というヤジを自分だと認めた鈴木章浩(あきひろ)議員(51)=都議会自民党を離脱=以外、他のヤジの発言者は一切特定しない内容。本会議終了後、みんなの党会派の塩村氏は、複雑な心境を吐露した。 【自浄能力どこに…】「鈴木議員以外のヤジ不問」で幕 少し前の本会議。「賛成の諸君の起立を求めます」。自民と調整した決議案を採決する時、うつむき加減で立ち上がり、賛成した。 塩村氏は今も、鈴木氏以外にも「産めないのか」などとヤジを飛ばした議員がいる、と主張している。所属するみんなは、民主と共