フリブール州立公文書館のリオネル・ドート氏とリタ・ビンツ・ヴォールハオザー氏が、フリブール市の裁判所で1493~1741年の間に行われた魔女裁判360件に関する登録簿や文書を6年かけて研究した。スイス法曹協会の法源財団外部リンクは昨年からこれらの史料をオンラインで公開外部リンクしていたが、このたび、全2巻の書籍として出版した。 その価値は郷土史料にとどまらない。ドート氏は「研究では通常、特定の時代や出来事を扱う。これほど長い期間にわたる魔女裁判の全記録がまとめられたのは初めてだ。世界の他の地域との比較に役立つだろう」と話す。 アンシャン・レジーム(旧制度)の現象 魔女裁判といえば、中世ヨーロッパやカトリック教会による異端審問を連想する人が多い。だがこれは一面的な見方だ。ドート氏によると、「一般的には教会が中世にこのような迫害を始めたと思われているが、実際は(1789年フランス革命以前の)ア
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く