吉村絵美留『修復家だけが知る名画の真実』を読んだ。 修復家だけが知る名画の真実 (プレイブックス・インテリジェンス) 作者:吉村 絵美留 発売日: 2004/01/01 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 歴史的絵画の発見、2つあるサインの謎…修復の過程で出会った名画の秘密、偉大なる芸術家たちの素顔とは。 という内容。 絵画の修復に興味のある人は、読んで楽しめるはずである。 以下、特に面白かったところだけ。 岡本太郎が使用したカシューと胡粉 まるで黒漆のように異様に艶があるのです。(略)調べてみると、人工漆のカシュウであることが判明しました。 (53頁) 岡本太郎の使う黒色についての話である。*1 なお、著者によると、ミロは艶消しの黒を使ったらしい(96頁)。 胡粉が使われているところは、艶がない分、白の強烈な感じがよく表れていました。 (引用者中略) 普通の絵の具だと、下にある色をあ
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