ブックマーク / totancho.blogspot.com (1)

  • 柳田民俗学のバイアス〜声の国民国家

    (P88) ●チョンガレやデロレン祭文などの物語芸能は、近代の浪花節の中に発展的に吸収・解消されていく。だが、近代にはいって、流行した浪花節に対して、近代以前に地方伝搬していたチョンガレや祭文は、しばしば盆踊りの音頭・口説と集合して、土地に根付いた形で伝承される地域が少なくない。チョンガレ、祭文、踊り口説などが、しばしば市町村史類の民俗編などに取り上げられる理由だが、しかし近世に流行したそれらの物語芸能を、郷土芸能・民俗芸能といったローカルな枠組みでとらえることは、問題の重要な側面を見落とすことになる。かつて全国規模で流通したチョンガレや祭文は、民俗(フォークロア)研究のバイアスを取り払って考察される必要がある。 (P90)都市的な大衆芸能 ●デロレン祭文は、浪花節とセットして考察されるべき近世・近代の物語芸能である。それは、柳田国男がイメージしたような中世の山伏祭文などに直結する芸能とい

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2019/02/01
    "祭文の語りに使用される言葉は、講談や浪花節にも共通する一種独特の語り口調""旋律を持たないコトバの部分も。""講談口調の語り)」であって、日常口調とは違う発声が行われる" →諸々興味深い(こなみ
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