2012年02月19日01:17 ステマの元祖はエンゲルス カテゴリ マルクス、エンゲルス百年―日本共産党はなにをうけついできたかより こんど、連載論文の「エンゲルスと『資本論』」を書くために、いろいろ研究しているなかで、おもしろいことにめぐりあいました。 『資本論』が一八六七年に発行されたときのことです。実は、マルクスは、その前に『経済学批判』という著作をドイツで発行したときに、苦い経験をなめていました。マルクスとしては、ドイツの経済学界への久しぶりの登場ですから、当然、ブルジョア学界からも批判や攻撃があるだろう、それには喜んで論戦でうけてたとうと、待ち構えていたのですが、新聞にも学会の雑誌などにもついに一回の書評もでず、完全に黙殺されてしまったのです。ですから、『資本論』をだしたとき、ドイツでまたそういう目に遭わないか、というのが、最大の心配でした。 そこでエンゲルスに相談すると、エン