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  • 最上敏樹『人道的介入―正義の武力行使はあるか―』書評 - 徒然なる備忘録

    人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書) 作者: 最上敏樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/10/19メディア: 新書購入: 4人 クリック: 61回この商品を含むブログ (30件) を見る【ピックアップ】 ■人道的介入のモデルケースとはみなしにくいNATOのユーゴ空爆 この爆撃自体は、人道的介入のモデルケースとはみなしにくい事例である。同国のコソヴォ自治州で、殺戮や迫害などさまざまな非人道的事態があったことはたしかだが、とられた手段(=空爆)、それをとった手続き(=安保理無視)、得られた成果(=迫害の循環)のいずれをとっても、疑問の残る行動だったからである。(中略)それゆえ、あの事例をもとに人道的介入を肯定する議論も、それをもとに人道的介入を否定する議論も、同程度に意味をなさない。(vi頁) ■非人道的事態に対して「何を」するべきか 「何か」であるからその幅は広く、

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2013/01/28
    "人道的介入の本来の目的からすれば、武力行使を伴わない救援活動こそが、そもそもの人道的介入の姿""ユーゴでは、空爆が行われている間、虐殺はむしろ増加" →名著・最上『人道的介入』への書評。
  • 川上洋一『クルド人 もうひとつの中東問題』書評 - 徒然なる備忘録

    クルド人 もうひとつの中東問題 (集英社新書) 作者: 川上洋一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/07/17メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見る第一次世界大戦によってオスマン・トルコ帝国が崩壊してから今日まで、国際政治のパワー・ゲームに翻弄されてきたクルド民族の小史である。クルド人とは、トルコ・イラン・イラク・シリアに跨って居住している、アラブ、トルコ、ペルシャに次ぐ四番目に大きな民族で、その数は2000万人を優に超える。湾岸戦争では、イラクにおける反体制勢力の有力な一要素として注目を浴びた。しかしながら、クルド人が住む4つの国のいずれにおいても彼らは反中央政府の立場であるため、独自の国家を持つことはいまだかつて許されていない。(1946年1月に、イランを占領していたソ連軍の庇護によって、イラン北西部に史上唯一のクルド人国家「クルド人民共和国

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2010/12/18
    "クルド人が住むトルコ、イラン、イラク、シリアはそれぞれに対立関係を抱え…、「自国のクルド人を抑圧しながら、相手国のクルド人を陰に陽に支援する」…のが、最近までこの地域の常態" →クルド問題の複雑さ
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