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  • 『方丈記私記』 (ちくま文庫) 堀田 善衛 : 津田宣秋のブログ|読書レビュー

    『方丈記私記』 (ちくま文庫) 堀田 善衛 1971年(昭和46年) 1945年(昭和20年)3月、アメリカ軍による爆撃で7万人以上の死者を出し、首都の4割が焼失したといわれる東京大空襲。当時20代だった堀田善衛はその惨憺たる戦災に直面し、学生の頃より親しんでいた鴨長明が経験した苦難に、自分の心情を重ね合わせていた。 甚大な被害をもたらしたこの戦争で、多くの友人知人を亡くした堀田は、「人間は他の人間、それが如何に愛している存在であろうとも、他の人間の不幸についてなんの責任もとれぬ存在物」であると痛感し、昭和の惨状を書き残すことを決意する。800年以上も昔の大乱世時代に書かれた「方丈記」と廃墟となった昭和日の行く末を記した『方丈記私記』 は、1971年、実に災害後26年を経て発表された。同年、毎日出版文化賞も受賞している。 堀田は3月10日の大震災から約1ヶ月の間、何度も「方丈記」を読み返

    『方丈記私記』 (ちくま文庫) 堀田 善衛 : 津田宣秋のブログ|読書レビュー
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2017/05/30
    "出家してもなお都の政治的動向が気になって…福原まで出かけたり、貴族の人事ニュースに一喜一憂したり""京に戻れば良いのに戻らない""達観した雰囲気はどこにも無いのだ。妙になま臭く" →世間を離れられない男。
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