永井均さんは日本大学で哲学を教えている。哲学好きな読者ならば知らない人はいない、現代の日本の哲学を牽引してきた哲学者の一人だ。34歳で『〈私〉のメタフィジックス』を上梓してから、平均して年に一冊の著作を発表し続けている。難解でとっつきにくいというのが哲学の一般的なイメージである日本国内で、このペースで新刊本が次々に書店に並べられる、作家としての哲学者は数少ない。過去には、朝日新聞や日本経済新聞でもその随筆が連載され、大学で高校生と保護者向けの説明会を開けば、愛読者も詰めかける。それが哲学者、永井均さんだ。 桜の新緑が眩しい4月のある日、編集部に永井さん自ら自転車で駆けつけて下さってインタビューが実現した。〈私〉の問題が最初に心に生じたのは、永井さんが5歳の時で、小学生の時の教室の風景が今でも記憶にあるという。「後ろから3番目で右から2番目の人が僕だな、それはなんでなんだ?」と考えたという。
現在ウェブ開発の仕事をするRachel Naborsさんは、かつて自分の好きな道に情熱を傾けたプロの漫画家でした。しかし、予期せぬ手術を受け、健康保険に入っていなかったことから自分の計画が台無しになり、それにより別のキャリアを見つけることになったのでした。Rachelさんは今「自分のやりたい事をしなさい」というアドバイスは、良いアドバイスではないと考えています。 私は、漫画に情熱を傾けたことによって、今の業界で強みを持つことができました。もしお金を稼げそうだからといって最初からウェブ開発に飛び込んでいたら、この分野を今ほど楽しめなかったでしょう。また、同じ業界にいる人たちから興味を持ってもらえることもなかったと思います。漫画を描いて過ごした年月は、直接輝かしいキャリアには繋がりませんでしたが、私は成長したと感じてます。一方で、もし自分に報いてくれることのない業界で「自分のやりたいこと」を続
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