photo by David Shankbone 外傷により失われた血液の量を現場で推定することは適切な処置のために非常に重要で、時には命を左右する問題です。大規模災害などで多くの負傷者が迅速な救急活動を必要とする場合、失血量の推定は誰を最優先で処置・搬送すべきかという判断基準ともなります。 しかし、高確度な失血量推定法はこれまで確立されておらず、救急救命士などの医療従事者は失血量の推定を「目視」に頼るしかなく、報告される推定失血量は時として非常に不確かだったそうです。そこで、ニュージャージー医科歯科大学Robert Wood Johnsonメディカルスクールの医師らが開発した「MARメソッド」という握りこぶしを使った方法が、失血量推定の確度を大幅に高めるだろうと期待されています。 流れ出た血液を見てその量を推定するという機会には遭遇したくないものですが、非常に単純で誰にでもできる方法なの
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