人は必ず死ぬにも関わらず、 どうして生まれてくるんだろう? いくら一生懸命生きたところで、 いくら何かを残せたところで、 自分も、残された人も死んでいくのなら。 その生きた時間には、 いったいなんの意味があるんだろう? そんなことを子どもの頃から考えてきた。 最近語らったある私の友人は、 死後は無だと考えていて。 ー自分たちは、死んでいく。 実質的には一人で生まれ、一人で死ぬ。 他人と100%分かり合えることはなく。 死後、無に還っていく虚無感。 この重みに耐えながら、 誰にも届かないこの寂しさと孤独を 抱えながら生きていく。 じゃあ、この生には意味がないのか? いや、孤独があるから、愛があり。 分かり合えないとわかっていながら、 それでも人を好きだと思えること。 死後、無に還るとしても、それでも、 できれば楽しく、 最大限に命をつかって死んでいきたい。 そんな命の全うの仕方が、美しいと思