木島亭年代記東北在住。 最近は映画も見てなきゃ本も読んでない。 コメントは承認制(不適切な内容及び不愉快な内容は削除) 「すねんなか好きなだけかじればいいけど…」とお母さんが言う。「心はかじられると、痛いし、辛いし、ねえ、苦しいし……かじられた分、心ってのは削れて減るんだわねえ・・・・・・・・」 っていうのがこの小説の冒頭。主人公はこんな事言っている母親を持つ香織里って子。香織里ちゃんのお父さんは数年前に出て行ったの。どうやら好きな女ができたらしいだってさ。香織里ちゃんはそれを許せないでいる。いや、どうらえていいのかまだ分かっていないようなんだ。そして友徳君。香織里ちゃんの愛すべき弟。香織里ちゃんは高校生だけど、中学生の友徳君と一緒に寝ている。っても別に近親相姦の話なんかじゃない。家族不振の香織里は、こんなことを思っている。 親なんて先に死ぬ。再婚してしまえば私意外と新しい家族を作る。一人