片山総務相は13日、東京都内で開かれたする特別講演会(文字・活字文化推進機構など主催)で講演し、司書を1人も置かない学校図書館があることについて、「図書館の役割と機能を十分に発揮できない。地方自治体は(予算の)優先度合いを間違えている」と述べ、全校に司書を配置すべきだとの考えを示した。 公共図書館のあり方に関し、「学童保育を図書館の一室で開けば日常的に読書教育ができる。図書館を拠点に色々な施設の機能を持たせるべきだ」と語った。 文部科学省によると、全国の小中学校約3万2000校中、司書などの担当職員がいない学校は55%に上るという。