●新聞の特殊指定 言論選択の自由に不可欠〜産経社説 昨日(15日)の産経社説から・・・ ■【主張】新聞の特殊指定 言論選択の自由に不可欠 全国どこでも朝起きれば自宅ポストに新聞が届いている生活−。世界有数の新聞普及率を支えるその日本の戸別宅配制度が、根底から覆されかねない議論が進められている。公正取引委員会が行っている新聞などに対する「特殊指定」を見直す作業だ。 特殊指定とは、学校教材用など特例を除き、同じ新聞なら地域や読者によって価格を変えて販売してはならないという規定である。 これが廃止されれば、新聞界は激烈な値引き競争の波に呑(の)まれ、結果的に山間部や離島など配達コストの高いところは宅配制度の恩恵から遠ざけられかねない。 一方で資本力のある新聞社による寡占が進み、民主主義社会の礎ともいえる多様な言論を選択する自由そのものが脅かされる恐れすらある。イエロージャーナリズムの台頭も予想さ