求肥に卵白と白餡を入れたものが雪平(せっぺい)というものです。 卵白が熱い求肥の中に入ることにより卵白がかえって、白い生地になるということです。 工芸菓子や干菓子に使用する生地のことですが、砂糖、粉類からできています。 同じく工芸菓子に使用する餡平に比べますと、色が白く、花びらなど鮮やかな色彩の菓子を仕上げたいという際に有効となっています。 粉糖と寒梅粉を少量の水で揉みまとめた揉み雲平、砂糖と粉類を混ぜて蒸して作る蒸し雲平、あるいは求肥に砂糖を加えていく温め雲平などさまざまな種類があり、用途に応じて使い分けているということです。 雪平は、牛皮生地に白餡などを加えることにより、歯切れを良くした生地で上生菓子(茶席用主菓子)などに用いられています。 「花びら餅」の白い餅生地は、しっかり立てたメレンゲが入った雪平生地になっています。 雪平生地は求肥にメレンゲが入っていますから、ふわっとした何とも