後半10分には、パスを受けた清武が、それをグラウンダーのクロスでゴール前へ返したところを右足でシュートし、2点目を決めた香川真司。この日は、2得点以外のシーンでもたびたび得点機を作って日本代表の10番のイメージを印象づけた 歴史的な勝利であった。 ライバル韓国を相手に3ゴール以上のスコアで勝ったのは、A代表では1974年の日韓定期戦以来、実に37年ぶりだという。 日韓戦というのは両国にとって特別な意味を持つ。その意味を理解したうえでザックジャパンの面々は激しくファイトし、勝利にこだわってプレーした。フィジカルやメンタルの強さは、韓国の十八番であるはずだ。しかし、この札幌での日韓戦はフィジカル、メンタルにおいても日本がライバルを凌駕した。 「フレンドリーマッチとはいえ、これほど明らかな結果が出たことに非常に満足している。こうした結果が出た理由を述べるとすれば、チームが試合のスタートから集中力
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