■日本に止まること、日本を離れること - 堀江貴文特別インタビュー その1聞き手:東浩紀(genron編集長) 去る4月26日、日本のゼロ年代を代表する人物のひとり、元ライブドア社長堀江貴文氏の証券取引法違反での実刑判決が確定し、同氏は近日内に収監される見通しとなった。genronでは、この状況を受け、編集長を聞き手としての緊急インタビューを敢行した。なお、本インタビューは、『週刊朝日』2011年5月20日号(朝日新聞出版)掲載の堀江貴文・東浩紀対談と同時に収録されたため、内容に多少の重複がある。(編集部) ■日本の司法の諸問題 東: 2006年から裁判で争われてきた堀江さんの証券取引法違反容疑について、去る4月26日に最高裁判所が上告を棄却し、懲役2年6ヶ月の実刑が確定することとなりました。東京地検特捜部による逮捕以来、堀江さんは長らく不条理を訴えてこられましたが、あらためて、堀江さんの