ブックマーク / www.japanimprov.com (2)

  • 山本精一 :日本音楽シーンに見る " うた" ごころの普遍性

    Improvised Music from Japan / Seiichi Yamamoto / Information in Japanese 人が "うた" を必要とするのは、人が、いきものだからだ。いきものが、生まれて死ぬ間には、良い事や悪い事や悲しいことや途方もないことが、山のように起こっては消え、また立ち起こるものである。人は、その度にいちいち悩み、焦り、悶え、あげく、答えは、とうとう見付からないまま、一生を終えたりする。途中で、自分で死んだりもする。 ようするに、今も昔も、"人間といういきもの " は、一体全体何なのか、このこと自体が、はっきりしない限りは、人は "うた" を作り続け、歌い続けることを止めることができない。 というような出自の "うた" が有る。私は、このような " うた " は、おそらく文学の一形態だと思っている。極端に言えば、例えばポエトリー・リーディングの

  • 文化の役目について:震災と福島の人災を受けて(大友良英)

    Improvised Music from Japan / Yoshihide Otomo / Information in Japanese 大友良英 2011年4月28日 東京芸術大学での特別講演から 大友です。よろしくお願いします。日の講義のタイトルは、「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」です。僕はこの10年ぐらい、芸大で年1回くらい講義をやっていて、音とか、ノイズとか、アンサンブルってなんだろうとか、そういう話をしてきたんです。なので、最初にこのオファーをもらった段階では、今日のようなことは想定外だったんですけれども、3月11日の震災があり、僕は福島で育ったこともあって、今、福島と東京を行き来して、福島に関する新しいプロジェクトを立ち上げようとしていて、今日は、その話をしようと思っています。といっても、政治の話でもなく、原発をどうやれば収束させられるかという科学の話で

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