ブックマーク / nag-nay.hatenablog.com (7)

  • 11/22 東浩紀・千葉雅也 「関係しすぎない関係を巡って」 #genroncafe - 書肆短評

    今回は実況をしていたので、自分のtweetから切り貼り。 --- (冒頭):千葉・東の出会いについて。 千葉:QFについての会で存在論的郵便的についての反響を受けた。 東:その後、『思想地図』で原稿依頼。哲学論文でもファッション論でもない「変わった」テクスト。(東の近年までの活動総括:togetter.com/li/6707) 千葉:今回のは博士論文がベース。序論を中心に書き直し。ドゥルーズの哲学は、880-90年代に、水平的=繋がりの哲学とされた。しかし、それだけではまずい、ということから、書を書いた。「リゾーム」における切断が背景として重要。ヒューム的な考えかたの導入。ベルクソンを中心にしてきたこれまでの読解:連続的世界観としてのドゥルーズに対する読解。それをヒューム(英米哲学)的に読むということ 千葉:基的に僕の考え方は存在論的。存在を考えると、全部繋がっていると考えている方が

    11/22 東浩紀・千葉雅也 「関係しすぎない関係を巡って」 #genroncafe - 書肆短評
  • 1/15 東浩紀『存在論的、郵便的』を読む 講義---第二回 #genroncafe - 書肆短評

    1、『郵便』第一章第二節(1) 導入と哲学史的補足 ---19:05-19:35 (1) 冒頭 ・「幽霊」ghost, spector に憑かれた哲学、の意味:存在論ontologie の憑在論化hauntologie としてのデリダの語法 (2) 「存在」についてのいくつかの哲学史的補足: ・ハイデガー『形而上学とは何か』による「存在」についての考え方 「what is this ?」に対して、①科学は「S is P」の「P」部分について探究する。これに対して、②哲学は「S is P」の「is」部分について探究する。 ・「分析哲学/大陸哲学」 この時期は、哲学が、科学・論理学寄りの分析哲学(カルナップ)と形而上学寄りの大陸哲学に別れようとしていた時期(〜1930年代中盤くらい) 前者①についてはその後、分析哲学の自壊(『哲学探究』)からクリプキ『ウィトゲンシュタインのパラドクス』におけ

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  • 12/7 東浩紀『存在論的、郵便的』を読む 講義 #genroncafe - 書肆短評

    1、概観 ・東のこれまでの仕事:存在論的郵便的、動物化するポストモダン、福島第一原発観光地化計画。 ・問題:ゼロ年代思想の対象が、アニメ、アイドルに収斂した。しかし、ゼロ年代の思想というのは、来は、このようなサブカル論、ではない。そのために、新しい読者は東の仕事の一貫性を見出せなくなっているのではないか。 2、『郵便』第一章第一節(1)---19:00-19:35 (1) 冒頭:ジャックデリダの解説?ではなく。 ・冒頭、文芸評論の文ではない:極めて機械的な変な文章を採用。 ・これは東の戦略。蓮見(ぬるぬるしたヌーヴォーロマン文体)と柄谷(「交通」とか「他者」という歌舞伎調の文章)。所謂、否定神学調の文章でもある。『存在論的、郵便的』の形式自体が、彼らに対する抵抗、否定神学批判となっている。スタイル自体の批評的な意味がある。敢えて採用された非-デリダ的な機械的文体。 ・スタイルの「変換」

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  • 8/3 脱構築研究会「ポール・ド・マンと脱構築」 発表メモ(未了) #脱構築研究会 - 書肆短評

    0、冒頭 デリダ没後10年(鵜飼:デリダ哲学の不在) (宮崎) 「脱構築されるべきものを構築する。脱構築それ自体の脱構築」 「署名できないものの名、そのもの」 (鵜飼) 「plus d'une langue(ひとつならずの言語/もはやひとつの言語はない)」 1、発表:宮崎裕助「ジャック・デリダとポール・ド・マン」 (1) Deconstruction is/in America 近年のド・マンについての邦訳・特集(『理想』とか) ジャック・デリダとポール・ド・マン、二人の脱構築=二つの脱構築の「関係」とはどのようなものか? 英語化した脱構築 1966国際シンポジウム(批評の諸言語と人間諸科学)におけるド・マンによるフレンチセオリーのアメリカへの導入 デリダによる『memoires』p.38におけるド・マン評 「脱構築…にあるのは、ただ転移についての思考であり、それも脱構築というこの語が一つ

    8/3 脱構築研究会「ポール・ド・マンと脱構築」 発表メモ(未了) #脱構築研究会 - 書肆短評
  • 7/26 東 「『一般意志2.0』とその後」第六回 メモ(了) #genroncafe - 書肆短評

    0、目次 1、政治状況(政界再編の一旦の終焉)について 【 (1) 政界再編の終焉による影響】 【 (2) ネット選挙と熟議の困難の現れ】 【 (3) 熟議vs.リアルタイム動員(ソーシャル・ネット)】 2、民主主義=一般意志、を統御する「決定」の役割 【 (4) 民主主義の理想】 【 (5) 前々回の復習:法と正義】 【 (6) 今回の議論との接続】 【 (7) 一般意志2.0に「決め」させない制度設計】 3、人間を「人間」+「動物」+「植物/土地」として見る:アニミズムの功績 【 (8) 人間と自然の併置】 【 (9) 非-人間の取り込み:梅原猛の「人類哲学序説」】 【 (10) 人間と動物:ハイデガーの「セカイ」論】 【 (11) 太陽と森】 <a.太陽> <b.太陽と森の区分> <c.個別性と永劫回帰> <d.東の着想:超-長時間を思考せざるを得ない原子力・宇宙の問題=「超越」の

    7/26 東 「『一般意志2.0』とその後」第六回 メモ(了) #genroncafe - 書肆短評
  • 東 「一般意志2.0』とその後」第五回 メモ #genroncafe - 書肆短評

    東 「一般意志2.0』とその後」第五回 メモ #genroncafe 目次 1、前回の復習: 2、概観 【 (1)政治的決定とは何か?: 構造としての「基盤」→「決定」→…】 【 (2) 主体と意志との関係:「意志」の基盤となる「主体」の位置】 【 (3) ドストエフスキー『カラマーゾフの兄妹』における「今」の問題点】 3、テーマ:政治と欲望(無意識の関連づけ) 【 (4) リベラリズムの問題点:意志に対する過度な期待】 【 (5) 主体と無意識概念を関連させる必要】 4、解釈:ルソーの解釈について 【 (6) ルソー解釈①:野蛮人と「憐れみ」】 【 (7) ルソーとローティの同型性:身体のネットワーク】 【 (8) 「共感」について】 5、理論:共感と責任のねじれた関係 【 (9) 「共感」と時間・責任のねじれ構造】 【 (10) 俺たちの身になってみろ、という暴力】 6、質問 1、前回

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  • 「 チェルノブイリの現在、福島の未来」 宮台-東対談 メモ #genroncafe - 書肆短評

    「 チェルノブイリの現在、福島の未来」 宮台-東対談 メモ #genroncafe (全体の概観) 1、観光地化についての概観 【 (1) 事故の忘却曲線に抗う必要性】 【 (2) 事故という多面体】 2、情報=チャンス=コミュニケーションの継続の必要 【 (1) テクノロジーについて】 【 (2) ストーリー・パッケージ:救いと閉じ込めの二重性】 3、無関連化と笑い(関連化)について 【 (1) シリアス/娯楽、真面目/笑いの差異を解消する】 【 (2) 笑いと欲望の関係】 【 (3) 知恵の動員にも動機が必要】 4、事故の「受け入れ」「その後」を争点化する倫理:統治権力による「分断」に抗う 【 (1) 過剰な引き受けという問題:諸例】 【 (2) 分断に抗う共同性・冷静さ】 【 (3) 今後の国際的連帯】 5、国際関係/国民国家と原発技術の要請 【 (1) 国際関係という争点と絡めた場

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