製造業などでは自動化は当たり前 製造業も建設業もサービス業も常に機械化や自動化、部品化を進めている。依然として人手に頼らなければならないことも多いが、機械化やロボット化を進める合理化努力は止まない。 かなり以前のことだが、ある造船所を訪問した際にその一端を見たことがある。鋼板から最も経済的に部品の板を切り出す“板取り”や“切り出し”を自動化し、船体に組み上げる溶接もロボットで自動化していた。これらの制御はコンピュータで行われており、そのプロセスでは人手を極限まで省いていたのだ。溶接の熱による歪み分も計算済みなので、仕上がりの寸法検査は必要ないという。こういうコンピュータの使い方こそ、本来求めていたものではないかと感銘を覚えた。 ひるがえってIT産業を見ると、ソフトウェアの生産は相変わらず人力頼みで、機械化や自動化の進化が見られない。これはどうしたことなのだろう。 「アジャイル開発」といわれ