「ビットコイン」に代表される仮想通貨を支えるブロックチェーン技術。これを医療に応用しようという動きが出てきた。電子カルテをはじめとする医療・健康情報記録の共有、医薬品のサプライチェーン管理などへの活用が見込まれている。 仮想通貨やビットコインという言葉が、ここ1~2年でかなり耳なじみのあるものになった。「投資対象として、ビットコインに関心を持つ医師は少なくない。しばしばビットコインが話題にのぼる」。そんな声も聞こえてくる。 そして現在、ビットコインなどの仮想通貨を支える技術を、医療に応用しようという機運が高まっている。ブロックチェーンと呼ばれる技術がそれだ。電子カルテやPersonal Health Record(PHR)などの医療・健康情報記録をさまざまな医療機関で共有できるようにする仕組みのほか、医薬品のサプライチェーン管理、医療従事者の資格認定など、期待される用途は幅広い。 データの