ゴッホらとともに印象派を代表する画家、マネの絵画が5日、競売にかけられ、マネの作品としては過去最高額となるおよそ75億円で落札されました。 落札されたのは、印象派を代表する19世紀のフランス人画家、エドゥアール・マネが晩年に描いた油彩画「春」です。 絵画はニューヨークのオークション会社「クリスティーズ」で5日、競売にかけられ、ロサンゼルスの美術館が、マネの作品としては最高額の6512万ドル(日本円にしておよそ75億円)で落札しました。 油彩画「春」は、横を向いて日傘を差した女優を描いた肖像画で、女優の花柄の服と背景の木々の緑が対照的に描かれています。 マネは晩年、この「春」を、四季をそれぞれ表現した4つの作品の1つとして描く予定でしたが、この作品を描いた2年後に亡くなり、作品は「春」と「秋」の2つしか完成しませんでした。 マネの作品の中でも最高傑作の1つとして知られる「春」は、1909年に