2019年10月12日〜13日に日本列島を通過した台風19号。同時多発的に河川氾濫や大規模冠水、浸水が発生し、それと同時に風による倒木や家屋破損などの被害も多数発生していました。 ウェザーニュースでは、台風19号による被害の実態調査を実施し、すでに一次集計の結果は発表しております。 更に詳細な分析を行った結果、今回の台風19号においては、最大瞬間風速がおおよそ25m/s以上で、倒木・家屋損壊・大きな飛来物・停電という被害が目立ち始めるということがわかりました。 今回は、風の影響に関する設問への全回答(約10万件)から、被害があったという報告を抽出。 その抽出された報告をもとに、暴風被害と最大瞬間風速の関係を分析しました。 その結果、「倒木被害」の報告が目立ち始めた(※1)のは最大瞬間風速24m/sを超えたタイミングだったことが分かりました。 同様に、「大きな飛来物あり」の報告が目立ち始めた