日本シナリオ作家協会(西岡琢也理事長)は、東宝配給の映画「アマルフィ 女神の報酬」に脚本家の名前が一切表示されていないことに抗議する声明を、18日付で関係者に送った。この映画は真保裕一原作、西谷弘監督、織田裕二主演で、同日から全国公開されている。 声明で同協会は、脚本のクレジット表示がないのは「前代未聞の事態」であり「重大な疑義と強い憤りを覚える」と訴えた。 西岡理事長は「製作者が脚本家を軽視していることの表れだ」と話す。東宝は「脚本に携わった真保さんと西谷監督の話し合いでクレジットしないことにした。落ち度はないと思う」としている。