研究者の立ち入りが許可された河内大塚山古墳=18日、大阪府松原市・羽曳野市、朝日新聞社ヘリから、諫山卓弥撮影 全国屈指の規模を誇る前方後円墳、河内大塚山古墳(大阪府松原市・羽曳野市、大塚陵墓参考地)で18日午後、日本考古学協会など考古・歴史系16学会の研究者による墳丘内への立ち入り調査があった。これまで立ち入りが厳しく制限されてきたが、宮内庁が今回、学会側の要望に応えた。築造時期や墳丘の構造など、なぞに包まれた巨大古墳の実態を垣間見る。 歴代天皇や皇族の墓とされる陵墓・陵墓参考地への立ち入りは、2008年の五社神(ごさし)古墳(神功皇后陵、奈良市)、09年の佐紀陵山(さきみささぎやま)古墳(垂仁天皇の皇后・日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)陵、同市)と伏見城跡の桃山陵墓地(明治天皇陵・昭憲皇太后陵、京都市)に次いで4例目で、全長300メートルを超す巨大な前方後円墳への立ち入りは初めて。研