大阪府警が、自転車の信号無視で摘発・警告した約500人に対して聞き取り調査を実施したところ、4割近くが警察官が近くにいるのを知りながら、信号無視をしていたことがわかった。 意識の低さが浮き彫りとなり、府警は今月、自治会などと協力して信号を守るよう呼びかける「信号守らせ隊」を発足させる。 これまでも自転車の信号無視は摘発対象だったが、さらに、6月1日施行の改正道交法で、信号無視など重大事故につながる危険行為を繰り返した自転車運転者には、安全講習の受講が義務づけられた。 同月末までに全国で登録された危険行為は549件。信号無視が231件と最多で、うち84件が大阪府内だった。府内では今年、自転車の信号無視が原因とみられる事故で10人が死亡。このため、府警は5、6月に聞き取り調査を実施した。