富士通は2024年8月29日、NTT西日本前社長の森林正彰氏が9月1日付で執行役員SEVPに就くと発表した。森林氏はネットワーク事業を担当する。 森林氏は2024年3月末、NTT西日本子会社の元派遣社員が約928万人の顧客情報を流出させた問題の責任を取る形で辞任した。 今回の人事について、富士通は「決定に至るプロセス(の公表)は控える」とした上で、「ネットワーク事業に関してマネジメントできる人材を長らく探していた。(森林氏は)前職で海外事業や経営をはじめとした豊富な経験を持っており適任と判断した」(富士通広報)と語る。 今後については「当社が力を入れるネットワーク事業やそれに関わる先端技術などの分野での活躍に期待している。また社長特命担当として全社の成長戦略策定への貢献も期待している」(富士通広報)と話す。 富士通では過去にも他社の社長経験者を登用した例がある。現在、執行役員EVP CDX