2026年8月、『天幕のジャードゥーガル』の作者・トマトスープがかつて『ヘタリア』の愛読者だったことをインタビューで言及し、特に韓国のファンのあいだで強い批判が起き、日本語圏でも議論が生じました。 私は『ヘタリア』自体がどうかというよりは、「『ヘタリア』を通ってきた私たち」のほうに関心があるので、以下、短い文章にまとめました。前回、対話形式で書いたことで、読んでくださった方が多かったようなので、この形式を踏襲します。(論文以外の文体で書くための練習も兼ねてます。) ここで書いていることは私の書いた本と問題意識を共有する部分が多いため、本の宣伝でもあることはあらかじめお断りしておきます。 『ヘタリア』は差別的なのか?聞き手 『ヘタリア』って、第二次世界大戦のときの枢軸国と連合国が主要なキャラクターですよね。擬人化された国のキャラ同士が喧嘩したりして、それでも一緒にいて楽しくわちゃわちゃやって

