失うもののない人と争ってはならない。そんなことをすれば勝ち目はない。相手は恥も外聞もなく、人を人とも思わぬありとあらゆる手を使う。あなたの価値ある名声をそんな恐ろしい危険にさらしてはならない。 バルタザール・グラシアン(著)/野田 恭子(訳) 『賢く生きる智恵』 イースト・プレス 2007年 約400年前の書物だそうです。400年後の実名bloggerのために書かれたかのような一言に、ハッとしました。 (参考) ミニ書評『賢く生きる智恵』 - 起-動線
2007.12.03 無敵の人々 (19) カテゴリ:ネット論 タイトルをつけてから、しばし考えた。この言葉は、いったいどこからどのようにして、わが脳髄にいたり来たったのであろうか。 しばしの沈思黙考をへて浮かんだのは、かのドストエフスキーの 『貧しき人々』 と、10数年前になくなったイタリアの作家アルベルト・モラヴィアの処女作 『無関心な人々』 であった。あと、やや長いのであれば、戦前に書かれた葉山嘉樹の 『海に生くる人々』 なんてのもある。ただし、これは名前しか知らない。 ところで、タイトルの 「無敵の人々」 という言葉であるが、これは必ずしも 「負けない」 人たちという意味ではない。おやおや、「無敵」 ということは 「負けない」 ということと同じではないか、という異議がちらほらと聞こえてきそうであるが、とりあえず今はそういうことにしておく。 さて、ウェブ上を毎日のように散歩している方
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