あの、郷原信郎さんが東京地検特捜部との戦いの経験がある私を含めて三人と語る本。 てか、みんな濃すぎるよ。細野さんも佐藤さんも。実際にお会いしてみて、とんでもないのを捕まえちまったなあと感じる。私以外はどちらかというとメインで捕まったのではなく、他に居るボスを捕まえたかったがためにお供で捕まえられたようなものだけど、彼らはみな優秀なので特捜部の捜査手法を暴き出し、批判することが出来る。 この本を読めば、なぜ今大阪地検の郵便不正事件のようなおかしな事件を摘発してしまうのか、その構造が良く分かるのだ。私の事件に関してもじっくりと編集されたのでこれまでで一番よく構図が分かるようになっている。特に村上ファンド事件との対比のくだりが秀逸である。 まさか4年前にはこんなことになるとは思ってもみなかったが、人生とは面白いものだ。 小説「拝金」はモバイル(ガラケー)版の配信が決まりました。電子版がものすごい