鹿島市民図書館(田中隆昭館長)の貸し出し冊数(2008年度)が28万冊を超え、人口3~4万人規模の公共図書館で全国5位になった。上位常連を保っているものの、10年前の開館時は2年連続で〝日本一〟に輝いており、「今年こそ日本一を奪回しよう」と、市民に利用を呼び掛けている。 同館は2001年、市福祉会館から生涯学習センター「エイブル」内に新築移転。市保健センターと向かい合って立地している利便性の高さなどから市民に人気があり、01年度=33万2千冊、02年度=32万3千冊で連続〝日本一〟になった。ただ、その後はじわじわと利用が減少し、07年度は28万冊で6位。08年度は微増し28万7千冊だった。 日本図書館協会によると、鹿島市と同規模の公立図書館の全国1位は御前崎市(静岡県)の44万6千冊で、2位の潮来市(茨城県)は32万7千冊。鹿島市民1人当たりの貸し出し冊数は9・0冊で、田中館長は「みんなが