◇三芳町、ブックスタート2歳児にも 「ブックスタート」は、赤ちゃんに絵本を読み聞かせて手渡す活動。自治体が乳児健診時などに実施し、県内でも30を超える市町が取り組む。県内公立図書館で1人あたりの貸出冊数1位を誇る三芳町では、乳児だけでなく2歳児に広げる独自も活動も始まった。 ◇絵・言葉の音 親の心も落ち着く 4月中旬、三芳町保健センターで2歳児歯科健診を終えた親子が、隣にある町立図書館に次々と入っていった。向かった先は、昨年6月から始まった事業「ブックスタートプラス」の会場。参加すると、司書が子どもの反応を見て選んだ絵本『ぞうくんのさんぽ』(福音館書店)か『はけたよ はけたよ』(偕成社)がプレゼントされる。この日は健診を受けた親子22組全員が参加した。 親子が間仕切りされたブースを訪れると、出迎えたボランティアスタッフが「どっちがいい?」と絵本を子どもに差し出す。子どもが本を選ぶと