武雄市図書館の運営をTSUTAYAの運営会社「カルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)」に委託する構想で、同市個人情報保護審議会(会長・松尾弘志弁護士)は6日「市の個人情報保護条例上問題ない」と市に答申した。市は近く臨時議会を開き、CCCを指定管理者とする議案を提出する。 計画では、同社などの共通ポイントカード「Tカード」と従来の図書カードを貸し出しで使用。カードからは属性情報(性別・年齢・大まかな居住地)だけを取り出し、購入図書を決める際の資料に使う。貸し出し履歴から本人にお勧めの本を提示するレコメンド機能は断念した。この結果、本の利用履歴だけが統計データとなるので、審議会は「収集されるのは個人情報ではなく、問題ない」とした。 Tカードはポイント取得のため、図書館利用情報がCCCのシステムに提供される。会員番号と利用年月日と時刻、ポイント数の4項目。審議会は「情報提供に本人の同意があ