中国が空前のワインブームに沸いている。上海市にはワイン専門店が急増、高額品に投機の動きも。サントリーやアサヒも現地のワイン戦略を急ぎ、果実を狙う。 中国の中華料理レストランでメニューに並ぶ酒類といえば、かつてはビールか紹興酒、白酒と相場が決まっていた。そこに最近、新たな顔ぶれが加わっている。それが、ワインである。 北京や上海といった大都市にある高級ホテルの中華料理レストランに行けば、大抵はワインセラーが置かれている。現地の富裕層が中華料理を楽しみながらワイングラスを傾ける、といった光景が、珍しくなくなっているのだ。 富裕層向けに会員制セラーも ワインと一口に言っても、フランスやイタリアといったワイン大国の製品ばかりではない。中国メーカーが生産した国産ワインが、支持を広げている。 中国の大手航空会社の機内誌を広げると、まず目に飛び込んでくる広告は、高級乗用車、高級リゾートマンション、そして国
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