BPのアラスカのパイプラインに油漏れが発見されました。 このためパイプラインを一時停止する決定がなされました。 これによりアラスカのノーススロープから原油を輸送しているトランス・アラスカ・パイプラインの輸送力の95%が失われます。 アラスカのノーススロープは63万バレル/日の生産量を誇っており、米国の原油生産量の8.75%を占めています。 ヴァルデスには原油の備蓄タンクがあるので米国西海岸にタンカーで送られる原油の供給がすぐに減るということでは無いと思われますが、パイプラインのシャットダウンが長引くようだと63万バレル/日の原油を他から補うのはかなり難しい作業になると思います。特に西海岸は代替供給先を探すのが難しいのでカリフォルニアを中心にガソリン価格が急騰する可能性もあります。