社会人経験15年から一念発起して教員になり、3年。教育実習などで学校にくる学生、将来教員になりたいという高校生を見ていると、単なる憧れで大丈夫かと心配になります。教員志望を目指して教員免許を取得する人の多くの憧れと現実の教員の像には大きな乖離があるからです。 なんとなく学校の先生にあこがれる学生も多く、自分のような教員にあこがれてくれるのはうれしいのですが、もっと社会やさまざまな職業を見て考え直したほうがいいのではないかと思います。 学校の実際と、やはり必要だと感じた7つの能力についてまとめました。 恐ろしいほど事務作業が多い 教材の準備などに充てる時間よりもびっくりするほど事務作業が多く発生します。学校では校務分掌が細かく決められていて、しかも下請けの事務部門はありません。基本的にはどんな細かい仕事もすべて教員がやることになります。事務職員や事務室みたいなものはありますが、金銭に関わるよ