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2009年11月6日のブックマーク (1件)

  • アイヌ語の地名

    北海道の市町村名212のうち、約8割がアイヌ語に由来しています。現在では、そのほとんどが漢字で書き表されています。そのために、アイヌ語と気付かない人もいますが、北海道に暮らす人たちのほとんどは、自分の住む町や山などの名前がアイヌ語であることを知っているでしょう。  アイヌの人たちの多くが川筋に住んで、生活に必要な資材を求めていました。また、狩猟や交易のための交通路としても、川は重要な存在でした。ですから、川(ペッ pet)や沢(ナイ nay) を意味する地名がとても多くあります。 アイヌ語地名は、その地形の特徴や土地の産物、そこでよく行われることなどを語源としています。たとえば、キナ・チャ・ウシ kina-ca-usi という地名の語源は「蒲・を切り取る・場所」ですから、そこはゴザを編む材料が豊富であったことがわかるわけです。  このように、アイヌ語地名は必要に応じて名付けられたものであり