ブックマーク / www.cinra.net (12)

  • 筆やナイフのパターン文様で描かれた光を纏う絵画、福津宣人個展『光の模様』 | CINRA

    画家・アーティストの福津宣人による個展『光の模様』が、6月20日から東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催される。 絵筆によって丹念に塗られた細かいパターン文様によって、風景や人物を描いている福津。一見すると遠回りな描画法だが、光を纏う表層の立体的な効果によって描写対象の深さと強さといったモチーフの質を表している。 GALLERY SPEAK FORにとって約5年ぶりの福津の個展となる同展では、筆やペインティングナイフを使い、雪の結晶の生成のように六角形の対角線を結ぶ手の動きだけで描く「パターンストローク」シリーズと、写真プリントをパンチ穴で分解・単位化し、それらを用いて模様を描くようにつなぎ合わせて再構成する「パターンコラージュ」シリーズから約50点を展示販売する。 なお、絵画制作の過程で生み出されたプロトタイプのスケッチやドローイングをあしらったオリジナルTシャツも紹

    筆やナイフのパターン文様で描かれた光を纏う絵画、福津宣人個展『光の模様』 | CINRA
  • チャイナドレスがテーマの絵画展『描かれたチャイナドレス』、大正・昭和期の約30点 | CINRA

    人洋画家が描いたチャイナドレスをテーマにした展覧会『描かれたチャイナドレス─藤島武二から梅原龍三郎まで』が、7月21日まで東京・京橋のブリヂストン美術館で開催されている。 芥川龍之介や谷崎潤一郎らが中国をテーマにした小説を発表した大正時代。交通手段の発達により渡航しやすくなったことから、美術の分野でも児島虎次郎や三岸好太郎といった画家が中国を訪れて題材を見つけたほか、藤島武二や岸田劉生らは日中国の服を着せた日女性を描くなど中国趣味が盛んになったという。 同展では、ヨーロッパから学んだ油彩技法を用いて、東西文化の融合を目指した日人洋画家たちによる表現の1つの到達点として、彼らによる中国服の女性像をモチーフにした作品約30点と同時代のチャイナドレス6点を展示。後に竹久夢二の作品のモデルになり、竹久の恋人にもなったお葉の横顔を藤島が描いた『女の横顔』をはじめ、児島虎次郎、久米民十郎、

    チャイナドレスがテーマの絵画展『描かれたチャイナドレス』、大正・昭和期の約30点 | CINRA
  • ジャン=ポール・グード、三宅純、デヴィッド・リンチら参加の『イメージメーカー展』 | CINRA

    表現方法や分野の境界を越えて国内外で活躍する「イメージメーカー」達による作品を紹介する『イメージメーカー展』が、7月4日から東京・六木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。 日とフランスの文化交流を推進する活動を行っているキュレーターのエレーヌ・ケルマシュターがディレクターを務める同展では、ジャンルの境界を取り除き、視覚芸術とデザインを融合させることで、世界の多元性を表現するアーティストの仕事を紹介。見るものに多角的な視点を与える作品群を通して、「デザインとは何か」という問いに対しての答えを提示するという。 参加作家は、1970年代から絵画、ポスターデザイン、写真、映画、ビデオなどの作品で洗練された力強いイメージを発表してきたジャン=ポール・グードをはじめ、作曲家の三宅純、舞台美術家で演出家のロバート・ウィルソン、映画監督で音楽家・画家としても活動するデヴィッド・リンチ、

    ジャン=ポール・グード、三宅純、デヴィッド・リンチら参加の『イメージメーカー展』 | CINRA
  • 20世紀フランスを鮮やかな色彩で描いた画家・デュフィの本質に迫る大回顧展 | CINRA

    ラウル・デュフィの回顧展『デュフィ展』が、6月7日から東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催される。 ピカソやマティスらと共に、20世紀前半にフランスで活躍した画家・デュフィ。「光=色彩」という独自の理論のもと、画面全体を覆う鮮やかな色彩と軽快な筆さばきで描かれる洗練されたスタイルの絵画で知られる一方で、社会や生活の明るい側面を描いた一面ばかりに注目が集まり、芸術家としての質が見過ごされてきたとも言われている。 作品の多様な造形を検証することでデュフィの質に迫る同展では、初期から晩年までの代表作をはじめ、1907年から4年間取り組んだという木版画、ファッションデザイナーのポール・ポワレとの出会いをきっかけに制作に至ったテキスタイル、1940年代に描かれた花をモチーフにした水彩画の作品群や、陶器、家具など多種にわたる作品が展示される。 『デュフィ展』招待券をプレゼント 『デ

    20世紀フランスを鮮やかな色彩で描いた画家・デュフィの本質に迫る大回顧展 | CINRA
  • 宗教文化や民間信仰と視覚表現の接点探る『スピリチュアル・ワールド』展に160点超 | CINRA

    宗教や信仰などスピリチュアルな世界観をテーマにした展覧会『スピリチュアル・ワールド』が、5月13日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。 同展では、東京都写真美術館のコレクションから選出した160点を超える写真作品や映像作品を通して、日の宗教文化や民間信仰と視覚表現との接点を探ると共に、スピリチュアルな世界観を背景にした写真家やアーティストたちの作品を紹介する。 出展アーティストは、渡辺義雄、石元泰博、鈴木理策、山城知佳子、東松照明、土門拳、土田ヒロミ、石川直樹、内藤正敏、奈良原一高、藤原新也、横尾忠則、三好耕三ら。「神域」「見えないものへ」「不死」「神仏」といったキーワードにもとづいた展示に加え、藤原新也の1980年代に発表された旅行記から、インド・ガンジス川の水浴や修行僧などを写した作品群や、横尾忠則が90年代に手掛けた宗教や神話をテーマにしたCGのシリーズ、三好耕三の癒し

    宗教文化や民間信仰と視覚表現の接点探る『スピリチュアル・ワールド』展に160点超 | CINRA
  • 脱ジャンル的な「多元芸術」を紹介する韓国発の芸術祭が日本上陸、サンガツら出演 | CINRA

    ジャンルにとらわれないアートを紹介する韓国・ソウル発の芸術祭『Festival Bo:m』が、『Festival Bo:m in Yokohama』として4月4日から3日間にわたり、神奈川・横浜の各会場で開催される。 『Festival Bo:m』は、脱ジャンル的な韓国の実験芸術を指す「多元(ダウォン)芸術」を扱う韓国最大の芸術祭として2007年からソウルを中心に開催。8回目となる今回は、日韓を結ぶ新たなコミュニケーションの場として、ソウル、横浜、釜山の3都市で行われる。 観光だけでなく芸術を通じた新たな日韓交流を試みる『Festival Bo:m in Yokohama』には、韓国と日を含む4か国のアーティストが参加。サンガツが観客の参加を誘う新しい演奏スタイルに挑戦するライブパフォーマンスや、1人で人口衛星を制作して打ち上げたソン・ホジュン、卯城竜太(Chim↑Pom)、チェルフィッ

    脱ジャンル的な「多元芸術」を紹介する韓国発の芸術祭が日本上陸、サンガツら出演 | CINRA
  • 民俗学とアートのハイブリッドで、若手作家の登竜門を叩いたアーティスト田中望の挑戦 | CINRA

    奈良美智、会田誠も挑戦した『VOCA展』で生まれた新世代のアーティスト 取材の席に現れたのは、まだ「あどけない」という雰囲気を残した女性だった。正直、まだ「アーティスト」というよりも「学生」という肩書の方が似合う彼女。だが、その筆からは『ものおくり』という巨大で力強い作品が生み出された。 田中望『ものおくり』230.0×340.0cm 白亜地、胡粉、墨、箔、モデリングペースト、岩絵具、綿布パネル 彼女の名前は田中望。東北芸術工科大学大学院に在学中の24歳だ。今年『VOCA展2014』の最優秀賞である『VOCA賞』を受賞し、一気に美術界の注目を集めている。同賞はこれまで、まだ若手だった頃の奈良美智、会田誠、中ザワヒデキ、大竹伸朗、蜷川実花など、現在では日のみならず世界のアートシーンで活躍する美術家たちが作品を出品していることでも有名で、若手美術作家の登竜門として位置づけられている。 では、

    民俗学とアートのハイブリッドで、若手作家の登竜門を叩いたアーティスト田中望の挑戦 | CINRA
  • 素朴な疑問から生まれた現代美術の魅力に触れるグループ展に国内外10作家 | CINRA

    国際的に注目を集める10組の作品を紹介する展覧会『幸福はぼくを見つけてくれるかな? ─ 石川コレクション(岡山)からの10作家』が、4月19日から東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで開催される。 同展では、日常の視点をずらすことで人々を取り巻く現代の問題を浮かびあがらせる作品の数々を紹介。出展作家は、ミルチャ・カントル、オマー・ファスト、ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス、ライアン・ガンダー、リアム・ギリック、ピエール・ユイグ、小泉明郎、グレン・ライゴン、島袋道浩、ヤン・ヴォーの10組。 展示作品は、コンセプチュアルな作品を多く収集するアートコレクター・石川康晴のコレクションからセレクトされており、ユーモアやアイロニーの効いた魅力にあふれた現代美術の世界に触れることができる。なお、展覧会タイトルはペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイスの作品から引用されている。 『

    素朴な疑問から生まれた現代美術の魅力に触れるグループ展に国内外10作家 | CINRA
  • 現代アートの祖マルセル・デュシャンを継ぐ、古橋まどかの精神 | CINRA

    全3回続いた『第8回shiseido art egg』の入選者インタビュー。最後に登場する古橋まどかは、なんとアーティスト活動歴1年、今回が人生初の個展になるという、まさに新進気鋭のアーティストだ。イギリスで建築と美術を学び、マルセル・デュシャンと民藝運動に影響を受けたという彼女は、身の回りにある品々を使って、インスタレーションやさまざまなプロジェクトを行う作家として、頭角を現しつつある。邦初となるインタビューを通して、古橋の目指すもの、アーティストになった経緯を聞いた。 そういうヘンテコな現代アートの面白さを、たとえば私の祖母にでもわかるように伝えていきたいと思っているんです。 ―古橋さんは今年の『shiseido art egg』入賞者3人の中で、最後の個展を飾るわけですが、じつはアーティスト活動を始めてまだ1年だとか。 古橋:はい。個展もまったく初めてなんです(笑)。 ―そうなんで

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  • 異彩放つNY女性マルチ奏者St. Vincent、約2年半ぶりのソロアルバム | CINRA

    St. Vincentのニューアルバム『St. Vincent』の国内盤が、2月26日にリリースされる。 St. Vincentことアニー・クラークは、アメリカ・ニューヨークのブルックリンを拠点に活動するシンガーソングライター。ボーカル、ギター、ベース、ピアノ、センセサイザー、プログラミングなどを1人でこなし、ソロ活動以外にもデヴィッド・バーンとのコラボレーション、スフィアン・スティーヴンスのツアーバンドやグレン・ブランカのギターオーケストラへの参加など、多彩な活動をしている。 彼女にとって約2年半ぶりのソロアルバムとなる同作は、ジョン・コングルトンがプロデュースを担当。パーカッションにはマッケンジー・スミス(Midlake)とホーマー・スタインワイス(Sharon Jones And The Dap-Kings)を迎えている。なお、収録曲“Digital Witness”の試聴音源がYo

    異彩放つNY女性マルチ奏者St. Vincent、約2年半ぶりのソロアルバム | CINRA
  • 国内史上過去最大の回顧展『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』、森美術館で開催 | CINRA

    ポップアートの旗手として知られるアンディ・ウォーホルの回顧展『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』が、2月1日から東京・六木の森美術館で開催される。 1928年に米国で生まれ、消費社会と大衆文化の時代を背景に活動したアンディ・ウォーホルは、デザイナーや画家、映画制作者、社交家といった多様な顔を持ちながら、20世紀後半を代表するアーティストとして活躍。日用品を主題にしたシリーズや、シルクスクリーンで大量に複製できる絵画などで美術界に大きな影響を与えた。 ウォーホルの作品を初期から晩年まで包括的に紹介する日で過去最大の回顧展となる同展では、アメリカ・ピッツバーグにあるアンディ・ウォーホル美術館に所蔵されている絵画、シルクスクリーン、ドローイング、フィルム、彫刻、写真など約400点の作品を展示。また、「タイム・カプセル」と称される箱に収められたウォーホルの私的な書簡や雑誌、新聞の切り抜きな

    国内史上過去最大の回顧展『アンディ・ウォーホル展:永遠の15分』、森美術館で開催 | CINRA
  • 光の移ろいで変容する絵画を描く大庭大介の個展、新たな可能性を追求する新作も展示 | CINRA

    現代美術作家・大庭大介の個展が、12月21日まで東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催されている。 偏光パール系のアクリル絵の具などを用いて、光の移ろいや鑑賞者の立ち位置によってイメージや色彩が変容し続ける絵画を描く大庭。これまでに2011年の『堂島リバービエンナーレ』、大和日英基金によるロンドンでの大規模な個展の開催、青森・青森県立美術館での特別展示『超群島 −ライト・オブ・サイレンス』への出展など、意欲的な制作活動を続けている。 同展では、コンピューターで写真の明度と彩度を11段階の色調にモザイク化し、改めて虹のスペクトラムに置き換えて絵画としてよみがえらせた新作『LOG』シリーズや、キャンバス上で衝突するベイブレードの軌跡を作品にしたシリーズの幅3メートル以上となる大作など、新たな試みにも挑戦している。また、ロンドンでのみ公開された作品なども展示される。 『大庭大介

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