画家・アーティストの福津宣人による個展『光の模様』が、6月20日から東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催される。 絵筆によって丹念に塗られた細かいパターン文様によって、風景や人物を描いている福津。一見すると遠回りな描画法だが、光を纏う表層の立体的な効果によって描写対象の深さと強さといったモチーフの本質を表している。 GALLERY SPEAK FORにとって約5年ぶりの福津の個展となる同展では、筆やペインティングナイフを使い、雪の結晶の生成のように六角形の対角線を結ぶ手の動きだけで描く「パターンストローク」シリーズと、写真プリントをパンチ穴で分解・単位化し、それらを用いて模様を描くようにつなぎ合わせて再構成する「パターンコラージュ」シリーズから約50点を展示販売する。 なお、絵画制作の過程で生み出されたプロトタイプのスケッチやドローイングをあしらったオリジナルTシャツも紹