最後の思い出 先月 父が他界し、四十九日が経ちました。 今年の4月中旬に母から電話で父が病気だと知らされ、ゴールデンウィークに娘を連れて実家に行きました。 私たちは新型コロナウィルスが流行してからどこにも出掛けておらず4年振りの帰省だったので、父はとても喜んでいました。 入退院を繰り返し、すっかりやつれてしまった父はだいぶ弱々しい状態でしたが、私たちの前では「まだまだ死なないから大丈夫。孫の成人式や大学入学のお祝いをするまでは頑張って長生きしないと!」と力を振り絞って元気アピールをしていました。 急なお別れ 私は父の病名を聞いたときから、恐らく余命は長くないだろうと覚悟していました。 福祉系の資格を取得する為に『高齢者の身体機能と症状』について勉強した際、その病気は初期症状がわかりにくく気づいたときには末期状態になっていることが多いと学んでいたからです。 母から聞く限りは父の容体は安定して