東京電力が平日昼間の電力使用量を抑制する狙いで、新たに家庭向けに4種類の時間帯別・日別の料金メニューを5月15日から開始する。通常のメニューと比べて平日の昼間の単価を高くする一方、夜間や土曜・日曜の単価を安く設定した。ただし年間を通じた料金になるため注意が必要だ。 新たに開始するメニューは「朝得プラン」「夜得プラン」「半日お得プラン」「土日お得プラン」の4種類。名称からわかるように、特定の時間帯や土曜・日曜の単価を安く設定したもので、生活スタイルによっては電気料金を安くできるメリットがある。その代わりに単価が高い時間帯があり、年間を通じたメニューになるため、季節などで電力の使用パターンが変わることに注意して利用する必要がある。 東京電力の家庭向けの標準メニューである「従量電灯B」と比較すると、単価が最も安くなる「朝得プラン」の場合には、午前1時~9時が従量電灯Bの1段料金より37%も低い(