英ITVの人気トーク番組に出演してうそ発見器にかけられた一般男性が死亡した問題で、ITVは15日、番組の打ち切りを決めたと発表した。 ITVの午前のトーク番組「ジェレミー・カイル・ショー」は、2005年に放送開始。一般人をゲストに呼び、お互いの人間関係や日常生活の問題についてスタジオ観客の前で話し合う形式で、出演者同士で激しい言い争いになることが番組の目玉だった。ITVの昼の番組では一番の人気で、平均視聴者数は約100万人、視聴率は22%を獲得していた。 5月初めにこの番組の収録に出演したスティーヴン・ダイモンドさん(63)が5月9日、死亡しているのが発見された。所管のハンプシャー警察は、事件性はないと発表した。ポーツマス検視官事務所は、検視結果を待っていると明らかにした。近く死因審問が開かれる予定という。