「脳にいい」「ボケを防ぐ」などの効果があると言われているが、理由はともかく輪郭にあわせて好きな色を塗っていく単純な作業が好きだ。そんな私が先日見つけたのが「ぬり絵」ならぬ「ぬり字」。 デザイナーの馬場雄二さんが考案した「漢字の宝島」(発売元:奥野かるた店/1050円(税込))というもので、複雑に絡んだ線の漢字を塗りつぶしていくと、小学校で習う全漢字を書いてしまうのだ。種類は、低学年(1,2,3年)用、高学年(4,5,6年)用があり、1学年分が1シートで3枚1セットになっている。 さっそく高学年用を購入し、手始めに4年生のものをやってみた。いや、これがなかなかおもしろい。 漢字は360度いろんな角度で描かれている上、線だけを見ていると、ぱっとはどんな漢字なのか分からないので、うっかり部首の一部を見落としてしまい、男だと思って塗っていたら、勇だったなどと結構気が抜けない。子ども向けとはいえ手が