東日本大震災の福島第一原子力発電所事故で周辺警戒のため福島県に派遣中、悪ふざけで後輩を全裸にして写真を撮ったとして、兵庫県警は23日、尼崎東署の男性巡査(21)を戒告の懲戒処分、上司の男性巡査部長(27)ら4人を本部長訓戒や所属長注意にした。 県警によると、この巡査は非番の5月8日夜、宿泊先の福島市内のホテル自室で、同室の巡査3人(23~24歳)とともに、後輩の男性巡査(20)を全裸にし、携帯電話のカメラで撮影。 同10日夜にも、男性巡査の両手を広げて、装備品の手錠で押し入れの取っ手につなぎ、はりつけの格好にして撮影したという。巡査部長は途中で部屋を出たが、全裸にすることなどを黙認したとされる。帰還後の6月、写真を撮られた巡査が、上司に「こんな子どもみたいな先輩と働くのは嫌だ」と報告して発覚した。