政府軍と反政府勢力の間で武力衝突が続いている、南スーダンの人権状況を調査した国連の人権専門家は「各地で民族対立が激化し、暴行や集落の焼き打ちなど、民族浄化が進行している」と警告し、事態収拾のため、PKO部隊を一刻も早く追加派遣するよう求めました。 こうした状況を受け、国連の人権専門家のグループは先月、10日間にわたって現地の人権状況を調査し、1日、声明を出しました。 この中では、「訪問したさきざきで、住民たちが対立する民族への報復を呼びかけていた」として、各地で民族対立が激化している現状に強い懸念を示しています。そのうえで、「特定の民族出身の女性を集団で暴行したり、集落を焼き打ちしたりするなど、各地で民族浄化が進行している」と警告し、事態収拾のため、国連の安全保障理事会が決定したPKO部隊の追加派遣を一刻も早く実施するよう求めました。 南スーダンのPKOには、陸上自衛隊の部隊も派遣されてい